⑤【2021年 実家のこと】

年始に母親が新居から弁護士を通して離婚調停を申し立てたが、結論から言うと、6月~11月頃まで続いた調停は不成立に終わった。

理由は3回あった調停日程全て、父親が病気を理由に欠席したため。

 

そこで筆者は訴訟への移行を提案したが、家出した当時の母親は無職でお金がなく、たとえ離婚訴訟が成立しても家のローンが現状の家族の財産を上回っているせいで財産分与も期待できず、費用倒れになる可能性が高いため泣き寝入りする事に。

 

筆者としては「お金の問題ではなく、ここまで来たなら最後まで徹底的にやったほうがいい」と進言したが、
母親が「今回弁護士に依頼して、書類の準備と調停への付き添いだけで既に40万も取られてるのは高額だと思う。しかもそれで調停不成立で終わってしまってお金だけ取られて何も進捗がなかった」と、機嫌を曲げ、訴訟を断念。

 

奇しくも筆者は法律関係の仕事をしているので、この発言は流石に社会を知らなさすぎてイラッと来た。
弁護士が裏でどれだけ苦労して業務を遂行しているのかも知らずに、こんな発言はできないでしょって話。
親が高卒で専業主婦だとこんなに世の中知らないんだなと驚いた。

しかも「いざって時に、離婚するだけのために100万も払いたくない/払えない」っていう根性の人間が結婚しており、よりによってそれが自分の母親であるという事実、本当に苦痛すぎる。


あと、母親は家出をしてから無職だったので今後の生活のために求職もするようになったのだが、その間も家出の際に筆者の家に預けた荷物をなかなか引き払おうとしなかった。

離婚調停を控えた5月末に母親の就職先が決まった時にも、
「仕事が始まったら絶対に忙しくなるから、仕事が始まる前に荷物は全部引き払って欲しい」と何度も伝えたのに、引き払い作業を延々と先延ばしにされて、結局全ての荷物の引き渡しまで1年かかり、筆者の住居の鍵も「心配だから」という理由で2022年の夏まで返してくれなかった。

なんでこんな人の忠告を聞かない親なんだ…

⑥【2021年 筆者について】

筆者の現職は変な人間もおらず、残業もなく、業務に対するストレスは少なめだったが、
薄給で一人暮らしを成り立たせつつ、転職活動もする中で実家の騒動に巻き込まれるストレスは尋常じゃなく、
2020年の転職失敗を機に自殺を決意。

この年からは、もう何も頑張れなくて公務員試験はとても受けられなくなった。
(大卒後3年が経過して新卒区分で試験を受けられなくなったし、精神的にもうつ状態での脳へのダメージが大きかった)

 

そういうことで本当は5月に自殺するつもりだったが、情けない話、なんとなく怖じ気づいてしまいできなかった。

このままでは日常生活の続行も困難な精神状態だったので6月から職場の近くの心療内科に通院するようになる。
そこで知り合った担当医に自分の経歴や実家がゴタついていることなどを洗いざらい話していくと、
発達障害(ASD,ADHD)の疑いがあるので大きい精神科病院を紹介します、そこでWAIS-Ⅳの検査を受けてください」とのこと。

そこで検査予約を取ることになったのだが、これが本当に待ちました。
7月頃に予約して、検査先の先生との顔合わせが9月、実際に検査を受けられるのが10月の終わりとかだった。

 

11月にWAIS-ⅣのIQ検査の結果が出ました。

言語理解:96
知覚推理:103
ワーキングメモリ:131
処理速度:134

この中の最低値と最大値の差が15以上の時点で「発達障害の疑いあり」なのに、
筆者の場合最低値96と最大値134の差が38と、ダブルスコア以上の差があるので発達障害の診断が出ました。

 

これは実際に診断が出てから思ったんだけど、発達障害者の中では珍しくマルチタスクが得意な点数構造らしく、同じような発達界隈の人間の中でも同じようなタイプの人が少なくて日々肩身の狭い思いをしていますw
発達障害者がそもそも少数派なのに、その発達障害の中でもさらに少数派なので…

 

かかりつけ医からは
「広汎性発達障害(ASDアスペルガーの部類に該当)」と、これまでの社会生活の二次障害を原因とするうつ状態(≠うつ病)の診断が降りました。

これも思えば当然で、小・中・高・大と周りの人間と上手くいかないことがとても多かったし、他人とトラブルを頻繁に起こしたり、ずっと面接に通らない理由も
「コミュニケーションで失敗していること自体に気づいていない可能性が高い」と担当医から指摘されました。

せめて親や教師など、自分の人生の中で誰か一人でも気づいてくれなかったのかと、本当に悲しい思いです。

⑦【2022年①】

離婚調停が不成立となり、離婚訴訟にも移行しないことが決まり、筆者の両親は「離婚はしていないけど別居」という宙ぶらりんの状態でにらみ合いが続いた。

母親の新居の情報は、実家にひとり取り残された父親側から調べようと思えば調べられたはずだが、精神疾患のため行動を起こす気力もなかったのが幸いし、そのまま大きな問題が起こることはなく2021年は夫婦ともに冷戦状態で終了した。

 

 

次に事態が動き始めたのは2022年の年始。

今まで使っていたスマホの家族契約回線が無断で解約され、全ての料金支払いが母親に押しつけられる出来事があり騒ぎに。

その対応をしている最中、この年末年始にかけて父親の親族が筆者の実家に無断で出入りしていることが実家のご近所さんからのタレコミで発覚。

 

長年暮らしていた実家を、家庭の部外者たる父親の親族が土足で踏み荒らすのは家出をした側にとっては精神的抵抗こそあったが、各々が処分されて本当に困る物は家出の際に最低限実家から持ち出していたため、例えば「父親が自らの親族に面倒を見てもらって生活している」ような形に留まるなら問題ないだろう、ということで放置していた。(そもそもこちらからアクションを起こしようがなかった)

 

そのまま4月に入ったところ、現状に痺れを切らしたのか、父親の親族(父親の姉が代表者)から連絡。
同時に母親を担当していた弁護士に対しても、離婚に応じるとの申し入れをしてきたとのこと。

 


・2022年春の父親の状況(全て父親の親族から伝えられたものです)

 

→2022年の年始、とうとう一人での生活ができなくなった父親が、父親の姉に連絡。

駆けつけた父親の姉は、父親のあまりにも変わり果てた姿を見て即、父親を自分たちの実家に強制送還。

→父親もなかなか口を割らないが、口座状況を見る限り退職金含む持ち金は全て株・FXでスッた可能性が濃厚らしく、所持金はほぼゼロに。とうとうローンも払えなくなり実家の売却も決定。6月頃から不動産会社の販売物件リストに掲載され、後に売り飛ばされることに。

→父親の精神疾患の酷さは相当で、一人で物を考えたり、一人で生活できないレベル。
一切言葉を発しない・笑わない。
散髪も一人で行けないので、親族に無理矢理連れ出されてやっと髪を切った、など。


これによって、2022年頭から筆者の実家は完全に空き家同然の状態になっていたことが判明。しかし実家の所有者は父親のため、実家の処分など今後の手続については、父親の身元を確保している父親の親族側がイニシアチブを持って動いている形に。


父親の姉が、父親の代理人となって離婚の裁判を続行する形も検討されたが、
父親が現在貯金ゼロの無職、母親がパートタイマーな以上、今現在収入があるのは母親なので、
裁判の結果、生活費を請求されるのは母親であるリスクが高いとのことでここでも母親側が泣き寝入りすることに。
なにより酷いのが父親の親族はむしろそうなってくれた方が得という点…

 

母親は相変わらず弱腰で、僕に相談する前に父親の姉に
「離婚できるなら他には何もいらない、慰謝料を請求する気はない、あなたとまで揉めたくない」と初動で発言してしまい、取れる物もとれなくなってしまった。交渉まで下手。

 

こんな時のために離婚調停が終わった後も代理人弁護士契約は生かしていたのに、母親は問題が発生してる当事者側とこのように直接交渉する始末…(通常、代理人弁護士を立てた時点で窓口は弁護士になるので、トラブルの相手が当事者たる母親に勝手に連絡してはいけないし、もし連絡があっても母親は一人で対応してはいけなかったはず)

 

なんのために弁護士と契約したのか謎だし、頭の悪さ、お金の使い方の下手さってこういう所で出るんだなと思った。
後から事情を聞いてみると「もう弁護士になんとかしてもらうお金がないし、実家の処分周りの話まで押しつけられたくない」と、完全に弱っている回答しか引き出せなかった。呆れる。それでも人の親か?

 

ここまであまりにも悪手を打ちすぎる母親を見て、ここまでの話を聞いた筆者は怒りに身を任せて実家への無断潜入を決意。
夜中に実家に入り調査してみた結果、実家は変わり果てた姿になっていた。

 

 

 

 

 

 


※以下、多少ショッキングな画像も含まれます、虫の画像などはありませんが、気分を害するおそれがあります。

 

 

 

 

 

 

 



→カビだらけの浴室



→変色した便器



→荒らされたキッチン

 

→プラグを抜かれ、冷凍庫部分が水びたしになった冷蔵庫



 

 

 

 


筆者が使っていた子ども部屋は荒らされた形跡はなかったけど、父親の部屋が特に酷くて

 

→黄色を通り越して茶色に変色しきった枕と布団

 

→歩くだけでホコリや髪の毛、爪?みたいなのが付着する

 

 

→ゴミ箱のレシートの内容から、2021年11月までは自力で生活していたらしい

→これは母親を問い詰めたら判明したんだけど、母親が家出する時、生活費を入れた通帳に暗証番号のメモを同封していったらしい。これについては本人も後悔してたけど、精神的・経済的DV食らってた相手に対してなぜこんなに情けをかけられるのか謎。

 

 

ヒィッ………

 

→ゴミ箱に大量に薬のケースが捨てられており、その多くがうつ病統合失調症の患者に処方されるような薬(クエチアピン、レメロン、メイラックスドグマチールなど。詳しい人コメントください)
ザッと調べてても「幻覚や妄想に効く薬」とか書いてあるんだけど絶対ヤバいでしょ…

 

 

話を戻して、父親の親族は幸い荷物を回収する猶予を母親・筆者・妹に与えてくれるらしく、春から荷物の持ち出しをすることとなった。

さらに幸いだったのがほとんどの家財道具などが盗まれたり破壊されていなかったこと。
→その例外として、家族でずっと使っていたWiiと周辺機器(限定品含む)がなくなっていた。


父親の親族とは過去交流した記憶がなく、筆者はこの提案自体信用できなかったので、筆者は情報を貰ってすぐ自分の分を荷物をあらかた引き上げておいた。

 

1年かけてやっと母親の夜逃げの荷物が引き払えたのに、今度は自分が実家に置いておきたかった荷物も全て自分の家に置くハメになった。

 

この頃に母親がコロナに感染し、荷物の持ち出しもままならない状態に。

その隙に今度は実家の電気とネット回線が無断で契約解除され、今まで契約していたZAQのパソコン用メールアドレスも無告知で急に使えなくなった。

家族で使っていた車も謎の業者に引き上げられた。バッテリーが上がっており、もう使い物にならなくなっていたらしい。

 

筆者はこの騒動のストレスのせいで誰もいない実家で、実家の資産価値を下げてやろうと思って夜中に自殺を画策するも自殺失敗。
今回は実際に縄を首にかけるところまでは実行できたが、1時間以上やってみても全然首が絞まらなくて泣く泣く断念した覚えがある。

自殺に失敗したので、報告のために心療内科に通院すると、

障害者手帳の取得(初診日から1年経過しないと申請できない謎の制度がある)

障害年金の申請(初診日から1年半経過しないと(ry)

③将来的には障害者雇用下で労働すること

この3つを担当医から強く推奨されたため、まずは①に手をつけることに。(自立支援制度も申請することにした)

⑧【2022年6月~現在】

6月

妹(22卒の新卒)が退職。

家の騒動もあって就活がうまく行かずコールセンターに就職した(???)らしいが、
「なんか自分には無理だと思った」という理由で次の職場も決めず4.5月の試用期間だけ働いて退職。
その後2022年いっぱいは無職を続け、2023年からはフリーターに。大丈夫か…?

 

筆者、医者から発達障害の診断書を出してもらい、わざわざ有給を取って役所に行くと
障害者手帳の初回の取得は時間がかかるので、3ヶ月ほど想定してほしい。受け取りも平日しか取り扱ってないので、また有給を取って役所に来てほしい」と言われ驚愕。

発達障害検査もそうだけど、なんでこの世界はここまで社会的弱者に対する認定に際していたずらに時間をかけるのか不思議でしょうがない。

役所も平日しかやってない部署だし、障害がなければ、障害のために使ってきた有給ももっと有意義なことに使えたのだろうと考えると、辛すぎる。

 

 

7月

実家で飼っていた犬が腎不全に罹患。
症状が出たのが遅く、病気が見つかった時点で既に末期・余命数日の状態で、病名発覚から48時間で死亡。


実家が売約。
元の状態があまりよくないのと、父親の親族が依頼した不動産会社が悪名高い業者だったので、思い出の家を安く買い叩かれる。
先述の通りオーバーローンなので、実家を売ったお金は全てローンに充てられ、
それでも250万円ほど出た赤字は父親の両親の資産から支払うことになったらしい。
いくら敵対関係とはいえ、向こうからしてもいい迷惑な気がする…

 

7/31に荷物撤去作業が完了する予定だったが、父親の親族側がこれを守らず、さらに離婚届のやりとりでも一悶着あって来月にかけて揉めることに

 

 

8月

実家の処分の目途がついたことを理由に、離婚が成立。
結局当事者同士の話し合いの場は設けず、離婚届の郵送のやり取りだけで済ませたらしい。


つい5年前まで家族全員同じ戸籍だったのに、
父親→家族全員に家出されて単独戸籍に
母親→結婚前の名字に戻り、単独戸籍に
筆者→家出の際に除籍し、単独戸籍に
妹→母親の戸籍に残留するには家庭裁判所を通す必要性があるので、渋々単独戸籍に
というふうに、今では家族バラバラになってしまいました。


月末には、父親の親族の負担で呼び出した業者が大型の家具などを撤去処分し、実家は完全に空の状態に。


それまで母親・筆者・妹と、母親の親族まで巻き込んで荷物の撤去をしたのに、
全部終わってから「頼んでくれれば引っ越し屋の手配をした」と白々しくメッセージしてきた父親の親族と揉める。

またこの頃実家から無くなっていたWiiについても回答があり、父親が「生活費に困って無断で売った」とのこと。
ただ、2022年時点でのWii本体の買取は500円もしないはずである。この点について何度も問い合わせはしたが、結局回答がなされないまま離婚騒動自体が終結してしまったので、真相は闇に葬られてしまった。
※そもそも回答がここまで遅れた理由も母親お得意の「実家の処分に関して波風を立てて、負担をこちらに押しつけてほしくないから」って主張のせい

さらにその上で父親の親族から「実家の処分に際して実家の鍵を返してほしい」とメッセージがあったが、こちらとしては勝手に家財道具を売られている立場なので無視。

 


筆者、障害者手帳を取得。精神2級くらいかなと思ってたけど3級。

 


9月


筆者、雇用主から転職活動の進捗について聞かれたので、観念した僕はヤケクソになって
①8月に障害者手帳を取得したこと
②公務員を目指していたが、二次障害でうつ状態になり今はもう転職活動をしていないこと
③親が離婚したこと
を公表

 

雇用主の反応
→普段の仕事ぶりを見ていると優秀で、障害によって困っていることはない
→ここ最近の働きぶりを見て、ちょうど給料も上げようと思っていたので上げます(!?!?)
→業務に支障が出るような問題を起こしているわけではないので、発達障害者であることや、転職活動をしていないことをもって現職をクビにすることはしません
出先機関からの評価も高く、手放したくない人材だと思っていた。
→とはいえ公務員志望だと聞いていたので、毎年近いうちにこの職場を離れてしまうのかと思っており、むしろこちらがいつ離職されるのかヒヤヒヤしていた
→そもそも公務員自体狭き門なので、障害の有無に関係なく落ちること自体は仕方ない。面接でたくさん否定されてしんどい思いをしたと思う

→外部の人材育成のスタッフともよく面談していて、今までは近々離職する前提で考えていたのであまり積極的なサポートはできなかったが、ちょっと落ち着いたら資格取得など、進路に合わせてキャリアのサポートができればいいと思っている。(司法書士などを提案された)

 

…とはいえ、既にうつ状態で勉強が手に付かないので、資格取得のサポートされても結果は出せないような気はする。

今後筆者の進路がどうなるかはわかりませんが、もう資格取得なんか頑張れないし、もしそのせいで今の職場を離れることになったら、もう二度と就職できる気がしないのは確かです。

今の職場で評価されていることは喜ぶべきなのかもしれないけど、両親のせいで僕の人生はボロボロに破壊されたのは事実だなあ、と思います。

 


【総括、今後のこと】

話がだいぶとっちらかりましたが、これで5年にわたる離婚騒動や、それに連動して発生したことを書き残しました。

父親とは家出したあの日から一度も会っていません。

母親や妹とは時々一緒に食事に行ったりしていますが、筆者は内心で母親のことを許していません。

一番悪いのがたまたま父親だから黙っているだけで、この女も筆者と妹の不幸に加担しているということを一生忘れてはならないと思います。

 

僕はこの両親のもとに劣った遺伝子を持って生まれてきたことを凄く後悔しています。

僕自身、今後の人生がどうなるのか見通しは全くわからないし、人生をやっていく気力はもうありません。

いざってときに経済的に支えてくれるような両親どころか、実家すらもうありません。

こうして離婚騒動に子どもを巻き込むなら、最初から二人も子どもを作らないで欲しかったとしか言いようがありません。

 

 

・障害について

これを書いているのが2023年1月ですが、ちょうど先日障害年金の手続を社労士に依頼し、今後申請を進めていく予定です。

でも最近発達障害認定される人が増えてきた関係でこういう社会保障の審査も厳しいらしいし、国が信用できなくて辛いです。

この発達障害のせいで一番苦しんでるのは他でもない自分なのに、なぜ何の関係もない、しかも保障について明確に利害関係の立場にある健常者に頭を下げて、健常者目線での審査を通さないと手帳も年金も貰えたりもらえなかったりするのだろうかと、考えれば考えるほど辛いです。

障害者なんて社会や他人に理解されるかされないかが全てなので、
本当にこんなことになるなら身体障害者の方が周りからも支援して貰いやすくて数倍マシなのに、と思うと死にたくなります。