⑥【2021年 筆者について】

筆者の現職は変な人間もおらず、残業もなく、業務に対するストレスは少なめだったが、
薄給で一人暮らしを成り立たせつつ、転職活動もする中で実家の騒動に巻き込まれるストレスは尋常じゃなく、
2020年の転職失敗を機に自殺を決意。

この年からは、もう何も頑張れなくて公務員試験はとても受けられなくなった。
(大卒後3年が経過して新卒区分で試験を受けられなくなったし、精神的にもうつ状態での脳へのダメージが大きかった)

 

そういうことで本当は5月に自殺するつもりだったが、情けない話、なんとなく怖じ気づいてしまいできなかった。

このままでは日常生活の続行も困難な精神状態だったので6月から職場の近くの心療内科に通院するようになる。
そこで知り合った担当医に自分の経歴や実家がゴタついていることなどを洗いざらい話していくと、
発達障害(ASD,ADHD)の疑いがあるので大きい精神科病院を紹介します、そこでWAIS-Ⅳの検査を受けてください」とのこと。

そこで検査予約を取ることになったのだが、これが本当に待ちました。
7月頃に予約して、検査先の先生との顔合わせが9月、実際に検査を受けられるのが10月の終わりとかだった。

 

11月にWAIS-ⅣのIQ検査の結果が出ました。

言語理解:96
知覚推理:103
ワーキングメモリ:131
処理速度:134

この中の最低値と最大値の差が15以上の時点で「発達障害の疑いあり」なのに、
筆者の場合最低値96と最大値134の差が38と、ダブルスコア以上の差があるので発達障害の診断が出ました。

 

これは実際に診断が出てから思ったんだけど、発達障害者の中では珍しくマルチタスクが得意な点数構造らしく、同じような発達界隈の人間の中でも同じようなタイプの人が少なくて日々肩身の狭い思いをしていますw
発達障害者がそもそも少数派なのに、その発達障害の中でもさらに少数派なので…

 

かかりつけ医からは
「広汎性発達障害(ASDアスペルガーの部類に該当)」と、これまでの社会生活の二次障害を原因とするうつ状態(≠うつ病)の診断が降りました。

これも思えば当然で、小・中・高・大と周りの人間と上手くいかないことがとても多かったし、他人とトラブルを頻繁に起こしたり、ずっと面接に通らない理由も
「コミュニケーションで失敗していること自体に気づいていない可能性が高い」と担当医から指摘されました。

せめて親や教師など、自分の人生の中で誰か一人でも気づいてくれなかったのかと、本当に悲しい思いです。