⑦【2022年①】

離婚調停が不成立となり、離婚訴訟にも移行しないことが決まり、筆者の両親は「離婚はしていないけど別居」という宙ぶらりんの状態でにらみ合いが続いた。

母親の新居の情報は、実家にひとり取り残された父親側から調べようと思えば調べられたはずだが、精神疾患のため行動を起こす気力もなかったのが幸いし、そのまま大きな問題が起こることはなく2021年は夫婦ともに冷戦状態で終了した。

 

 

次に事態が動き始めたのは2022年の年始。

今まで使っていたスマホの家族契約回線が無断で解約され、全ての料金支払いが母親に押しつけられる出来事があり騒ぎに。

その対応をしている最中、この年末年始にかけて父親の親族が筆者の実家に無断で出入りしていることが実家のご近所さんからのタレコミで発覚。

 

長年暮らしていた実家を、家庭の部外者たる父親の親族が土足で踏み荒らすのは家出をした側にとっては精神的抵抗こそあったが、各々が処分されて本当に困る物は家出の際に最低限実家から持ち出していたため、例えば「父親が自らの親族に面倒を見てもらって生活している」ような形に留まるなら問題ないだろう、ということで放置していた。(そもそもこちらからアクションを起こしようがなかった)

 

そのまま4月に入ったところ、現状に痺れを切らしたのか、父親の親族(父親の姉が代表者)から連絡。
同時に母親を担当していた弁護士に対しても、離婚に応じるとの申し入れをしてきたとのこと。

 


・2022年春の父親の状況(全て父親の親族から伝えられたものです)

 

→2022年の年始、とうとう一人での生活ができなくなった父親が、父親の姉に連絡。

駆けつけた父親の姉は、父親のあまりにも変わり果てた姿を見て即、父親を自分たちの実家に強制送還。

→父親もなかなか口を割らないが、口座状況を見る限り退職金含む持ち金は全て株・FXでスッた可能性が濃厚らしく、所持金はほぼゼロに。とうとうローンも払えなくなり実家の売却も決定。6月頃から不動産会社の販売物件リストに掲載され、後に売り飛ばされることに。

→父親の精神疾患の酷さは相当で、一人で物を考えたり、一人で生活できないレベル。
一切言葉を発しない・笑わない。
散髪も一人で行けないので、親族に無理矢理連れ出されてやっと髪を切った、など。


これによって、2022年頭から筆者の実家は完全に空き家同然の状態になっていたことが判明。しかし実家の所有者は父親のため、実家の処分など今後の手続については、父親の身元を確保している父親の親族側がイニシアチブを持って動いている形に。


父親の姉が、父親の代理人となって離婚の裁判を続行する形も検討されたが、
父親が現在貯金ゼロの無職、母親がパートタイマーな以上、今現在収入があるのは母親なので、
裁判の結果、生活費を請求されるのは母親であるリスクが高いとのことでここでも母親側が泣き寝入りすることに。
なにより酷いのが父親の親族はむしろそうなってくれた方が得という点…

 

母親は相変わらず弱腰で、僕に相談する前に父親の姉に
「離婚できるなら他には何もいらない、慰謝料を請求する気はない、あなたとまで揉めたくない」と初動で発言してしまい、取れる物もとれなくなってしまった。交渉まで下手。

 

こんな時のために離婚調停が終わった後も代理人弁護士契約は生かしていたのに、母親は問題が発生してる当事者側とこのように直接交渉する始末…(通常、代理人弁護士を立てた時点で窓口は弁護士になるので、トラブルの相手が当事者たる母親に勝手に連絡してはいけないし、もし連絡があっても母親は一人で対応してはいけなかったはず)

 

なんのために弁護士と契約したのか謎だし、頭の悪さ、お金の使い方の下手さってこういう所で出るんだなと思った。
後から事情を聞いてみると「もう弁護士になんとかしてもらうお金がないし、実家の処分周りの話まで押しつけられたくない」と、完全に弱っている回答しか引き出せなかった。呆れる。それでも人の親か?

 

ここまであまりにも悪手を打ちすぎる母親を見て、ここまでの話を聞いた筆者は怒りに身を任せて実家への無断潜入を決意。
夜中に実家に入り調査してみた結果、実家は変わり果てた姿になっていた。

 

 

 

 

 

 


※以下、多少ショッキングな画像も含まれます、虫の画像などはありませんが、気分を害するおそれがあります。

 

 

 

 

 

 

 



→カビだらけの浴室



→変色した便器



→荒らされたキッチン

 

→プラグを抜かれ、冷凍庫部分が水びたしになった冷蔵庫



 

 

 

 


筆者が使っていた子ども部屋は荒らされた形跡はなかったけど、父親の部屋が特に酷くて

 

→黄色を通り越して茶色に変色しきった枕と布団

 

→歩くだけでホコリや髪の毛、爪?みたいなのが付着する

 

 

→ゴミ箱のレシートの内容から、2021年11月までは自力で生活していたらしい

→これは母親を問い詰めたら判明したんだけど、母親が家出する時、生活費を入れた通帳に暗証番号のメモを同封していったらしい。これについては本人も後悔してたけど、精神的・経済的DV食らってた相手に対してなぜこんなに情けをかけられるのか謎。

 

 

ヒィッ………

 

→ゴミ箱に大量に薬のケースが捨てられており、その多くがうつ病統合失調症の患者に処方されるような薬(クエチアピン、レメロン、メイラックスドグマチールなど。詳しい人コメントください)
ザッと調べてても「幻覚や妄想に効く薬」とか書いてあるんだけど絶対ヤバいでしょ…

 

 

話を戻して、父親の親族は幸い荷物を回収する猶予を母親・筆者・妹に与えてくれるらしく、春から荷物の持ち出しをすることとなった。

さらに幸いだったのがほとんどの家財道具などが盗まれたり破壊されていなかったこと。
→その例外として、家族でずっと使っていたWiiと周辺機器(限定品含む)がなくなっていた。


父親の親族とは過去交流した記憶がなく、筆者はこの提案自体信用できなかったので、筆者は情報を貰ってすぐ自分の分を荷物をあらかた引き上げておいた。

 

1年かけてやっと母親の夜逃げの荷物が引き払えたのに、今度は自分が実家に置いておきたかった荷物も全て自分の家に置くハメになった。

 

この頃に母親がコロナに感染し、荷物の持ち出しもままならない状態に。

その隙に今度は実家の電気とネット回線が無断で契約解除され、今まで契約していたZAQのパソコン用メールアドレスも無告知で急に使えなくなった。

家族で使っていた車も謎の業者に引き上げられた。バッテリーが上がっており、もう使い物にならなくなっていたらしい。

 

筆者はこの騒動のストレスのせいで誰もいない実家で、実家の資産価値を下げてやろうと思って夜中に自殺を画策するも自殺失敗。
今回は実際に縄を首にかけるところまでは実行できたが、1時間以上やってみても全然首が絞まらなくて泣く泣く断念した覚えがある。

自殺に失敗したので、報告のために心療内科に通院すると、

障害者手帳の取得(初診日から1年経過しないと申請できない謎の制度がある)

障害年金の申請(初診日から1年半経過しないと(ry)

③将来的には障害者雇用下で労働すること

この3つを担当医から強く推奨されたため、まずは①に手をつけることに。(自立支援制度も申請することにした)